日常系の妙
コロナが広まって以来、アニメをよく見るようになりました。それほど数を見るわけではありませんが、そのときの気分に合わせてあれを見ようこれを見ようと、いろいろな作品に手を出しています。
固定ジャンルを集中的に見るという楽しみ方はあまりしませんが、定期的に見たくなるジャンルがあります。それが、日常系です。日常の中の出来事を、いろんなアプローチでゆるーく切り取った作品、みたいな説明で十分でしょうか。
アプローチには様々な方法があるので、日常系に分類される作品はかなり多いようです。今、ピクシブ百科事典で「日常系」と検索して調べると主な日常系作品がずらっと出てきたのですが、その量の多さにちょっと驚いています。「えっ、これも日常系なんだ」みたいな作品もありました。日常系の定義がぼやっとしているので、それっぽい要素があれば日常系に認定されやすいようです。
日常系は、いつも見ているというわけではありません。すごく見たくなるタイミングみたいなものがあって、その時期に集中的に見ます。ご飯中、休憩時間中、休日などをしっかり使って観ます。
そしてそのすごく観たくなるタイミングというのは、ズバリ、疲れがたまっているときなんです。
思えば、日常系アニメは、よいリラックスの手段でありつづけていてくれています。2年前、外に出にくかった時期にはメイドラを何度もループした思い出。コロナ以前であれば、高木さんがひさしぶりのアニメ鑑賞で、衝撃を受けていました。「なにこの新感覚!」と。うまるちゃんを観た時期には、全身の力がすうっと抜け、一時的にあらゆる物事へのやる気を喪失するまでに至りました(これはリラックスしすぎた例です)。
そして今改めてこうした作品を観ると、当時のことを、当時の気持ちを思い出せるんです。とても不思議な気分です。
最近、ちょっと疲れがたまってしまったので、日常系の季節がやってきています。今観ているのは、「みなみけ」。ゆる笑
将来、今日みた「みなみけ」を見返して、「あのときあんな気分だったな」と、懐かしんだりするのかな